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動物栄養科学とは、食物に含まれる栄養素の代謝と働き、過不足の影響などについて論ずる科学です。
ある食物を摂取した動物において成長などの生産性低下さらには病気が生じる場合、その原因となる(過不足がある)物質を同定し、その物質の適切な摂取量を調べ、その量を給与することによって動物の生産性や健康状態を増進することがこの科学の目的です。主な対象としては、ニワトリ、ブタ、ウシがあり、最近では、イヌやネコも含まれるようになりました。これらは、草食性、雑食性、肉食性と食性が異なるため、飼料の消化吸収や栄養素の代謝が大きく異なっており、比較栄養学の要素が含まれています。一方、この科学の基礎はヒトの栄養科学と共通する面も多く、動物栄養科学はヒトの栄養科学と両輪となり発展してきました。
現在は、食物中に微量に含まれる生理活性調節物質も見いだされ、その効果や利用の研究が求められています。また、特に動物栄養科学には、動物生産からの環境負荷物質排出の低減に関する研究が求められています。これらの展開には、めざましく進歩している分子生物学や分析化学の手技が不可欠です。
本動物栄養科学分野では、実験動物を用いた基礎栄養科学から、直接動物生産に貢献する応用動物栄養科学まで、分子生物学的手法や新しい分析手法を用いた幅広い研究を行っています。さらに、動物生産で重要な動物成長の分子生物学まで研究を展開しています。
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